株式会社DPD製作所
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商品説明
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フェノールフタレイン溶液とは

フェノールフタレイン溶液とは、フェノールフタレインという試薬を1%にエタノール溶液で希釈したアルカリ性判定の定性指示薬です。
フェノールフタレイン溶液は酸性・中性では無色、アルカリ性では赤紫色を示します。
フェノールフタレイン溶液はpH8.3以下では無色、pH10.0以上のアルカリ性では赤紫色を示します。また、pH13.4以上では退色し無色になります。
実際に測定すると、pH8.0、pH9.0、pH14.0でも極わずかに着色しました。
写真は水10mLにフェノールフタレイン溶液0.05mL(約1滴)加えた場合。
フェノールフタレインの実用について
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色々な用途

フェノールフタレインは、水の定性分析、中和滴定指示薬として知られています。
他にも、鉄筋コンクリートの検査(中性化試験と呼ばれています)に用いられています。
鉄筋コンクリートのコンクリは、施工直後はアルカリ性ですが、経年劣化などで酸性になります。コンクリが酸性になると、鉄がサビてしまい、強度が維持できなくなる恐れがあります。この検査のためにも、建設業界でもフェノールフタレインは利用されています。
他にも「フェノールフタレイン溶液とBTB溶液を両方入れたらどうなるの?」と感じる方もいるかもしれません。この場合、中性、弱アリカリ性(pH8~9)、アルカリ性(pH10~13)で色が異なります。pH10ではフェノールフタレインの赤紫色とBTBの青色が混ざることで、青紫色を呈します。
色々なpH指示薬を複数混合した万能指示薬が実用化されています。
水10mLにフェノールフタレイン0.05mL(約1滴)、BTB溶液0.5mL(約10滴)加えた場合。(写真)
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